滋賀県庁舎本館

現在の建物は、県庁舎建築を得意とし東京・日比谷公会堂などを手掛けた佐藤功一と、建築装飾を得意とした國枝博による共同設計で、昭和14年(1939)5月の竣工です。
ロ字形建物の正面に両翼を設けた鉄筋コンクリート造4階建で、正面中央と両端にコリント風の大オーダーを並べ、中央には二段構成の塔屋と、重厚な車寄を構えます。内部は中央階段のテラコッタのデザインや、知事室や議場などの内装に密度の高い意匠が採られています。威厳と格調を備えた、第二次大戦前最後期の大建築でもあります。

指定区分
登録有形文化財
時代
昭和14年(1939)

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