閼伽井

金堂の近くには天智・天武・持統の三帝が御産湯に用いたという「三井の霊泉」があります。 古来より閼伽水として金堂のご本尊・弥勒さまにお供えされています。
三井寺という呼称は、人々がこの神聖な湧水がある寺を意味する「御井の寺」と呼びならわしたことに由来しています。
古記には、この泉に九頭一身の龍神が住んでおり、年に十日、夜丑の刻に姿を現わし、金堂のご本尊・弥勒仏に花を供えるので、その日は泉のそばに参ると「罰あり、とがあり」といわれ、何人も近づくことが禁じられていたという話が伝わっています。

ゆかりの地
園城寺 閼伽井屋

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