立木観音(立木山安養寺)

鹿跳渓谷を望む立木山の山腹、800段の石段の先にある寺院です。
弘仁6年(815)、弘法大師がこの地を訪れたとき山中に光る霊木を見つけ、その霊木に立木のまま観音像を刻み、一堂を建立したことが始まりと伝えます。このとき大師はちょうど42歳の厄年であったため、立木観音は以来1200余年、「厄除け観音」として広く信仰を集めてきました。本堂には大師が刻んだ聖観世音菩薩像、またその余木で彫ったとされる広目天、多聞天、地蔵尊、弘法大師尊像が祀られています。

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