園城寺鐘楼(三井の晩鐘)

慶長7年(1602)に三井寺長吏・准三宮道澄によって梵鐘とともに建立された。内部には近江八景の「三井晩鐘」知られる巨大な梵鐘がつるされている。この鐘は伝説の古鐘「弁慶の引摺り鐘」の跡継ぎとして豊臣家によって鋳造されたもので、古式を継承しつつも除夜の鐘の百八煩悩にちなんで百八個の「乳」を持つ新様式も取り入れた桃山時代を代表する梵鐘である。

指定区分
重要文化財
時代
桃山時代(慶長7年 1602)
構造
正面一間 側面二間 一重 切妻造 桧皮葺

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