石山寺鐘楼

本堂の東側に経蔵と向かい合うように建てられている鐘楼は、寺伝では源頼朝の寄進とされていますが、元徳年間(1329~1331)頃に改築されたと考えられています。重層袴腰で、上層は正背面が5.6m、両側面が3.3mの檜皮葺の入母屋造です。昭和28年の修理の際、板張りであった袴腰は原形の白壁に復元されました。
上層には無銘であるものの妙音で知られる平安時代の梵鐘が吊られており、下層から撞木を引いて撞くめずらしい構造となっています。

指定区分
重要文化財
時代
鎌倉後期
構造
桁行三間 梁間二間 袴腰付 入母屋造 檜皮葺

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