地蔵堂(南院札所伽藍)

長等神社から観音堂へと登る石段の中程に建つことから「中阪地蔵」と呼ばれている。享保19年(1733)の『近江輿地志略』には「坂の半にあり、地蔵菩薩の像長五尺二寸、定朝作なり」とあり、現在のお堂は、文政2年(1819)の再建で。宝形造、桟瓦葺の簡素な建物ながら正面に虹梁をかけ蟇股をおき、木鼻は獅子の彫刻で飾られている。

指定区分
大津市指定有形文化財
時代
文政2年(1819)

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