牛尾越

大津市国分から牛尾山を経て、京都市の山科区小山へ至る道です。古くから牛尾山中の牛尾観音(法厳寺)への参詣道として利用され、現在は絶好のハイキングコースにもなっています。牛尾観音は、京都・清水寺の音羽の滝が牛尾山北側の音羽山を水源にしているとの伝承から、かつては「清水奥院」とも呼ばれていました。また、大津市追分町には宝暦5年(1755)の、また蛍谷には天保14年(1843)の「牛尾山観音道」と刻まれた石造道標があり、京都側、大津側それぞれからの参詣があったことを伝えています。

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