八幡神社

祭神は、応神天皇です。天暦2年(948)に椋本明神を山城国から勧請したことにはじまります。
「正平七年(1352)」の年紀のある棟札には、もとは別々の神社を衆議によって一社に合祀したと記されており、中の間に椋本明神、西の間に大石明神、東の間に稲荷神社を祀るとしています。また当社には「文和三年(1354)」銘の欄間や、建長元年(1249)の大般若経など豊富な社宝が伝存します。なかでも「びんずるさん」と呼ばれる彫刻は、風化が著しいものの古様をしめす神像で、雨乞いに霊験があるとして信仰を集めてきたものです。

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