膳所総祭り

本多氏六万石の城下町であった膳所地区に鎮座する石坐、和田、膳所、篠津、若宮八幡による五社合同の例祭です。各神社での例祭、五社の神輿の合同渡御、各神社神輿の氏子町内への渡御という順で進められます。
かつては別々の日に例祭が行われていましたが、明治23年（1890）以来、5月3日に統合されました。この年、20年ぶりに帰郷した最後の膳所藩主・本多康穣夫妻が、「東京へ戻る前に今一度膳所の祭りを見たい」とふと漏らしたことから、東京へ戻る前日の5月3日、揃って神輿をかついで元藩主夫妻に披露したことに始まります。