大津祭
湖国三大祭りの一つとして名高い、天孫神社の祭礼です。秋空の下、華麗な13基の曳山がコンチキチンのお囃子とともに各所で巧妙なからくりを演じ、市街地一帯を巡行します。
『牽山由来覚書』によると、大津祭の発祥は慶長年間(1596~1615)、天孫神社の祭礼の日に、鍛冶屋町に住む塩売治兵衛という者が狸面をかぶり踊ったことに始まります。これに見物人が集まり、大いに賑わったといい、その後、治兵衛が老年を迎えて踊りを退くと、代わりに狸の腹鼓を打つからくりが作られました。寛永12年(1635)の祭礼から、このからくりに地車を付けて引いたと伝わります。
- 指定区分
- 県指定無形民俗文化財
- 開催期間
- スポーツの日の前日(本祭)
- 開催地
- 天孫神社・JR大津駅周辺