第7回ワークショップの記録

江戸時代、琵琶湖を利用して様々な物資を京・大阪へ輸送する港町、東海道五十三番目の宿場町、西国観音霊場第十四番札所・三井寺の門前町として栄えた大津では、京都に並び称されるほど多種多様な菓子が製造され、大いに繁盛していました。俗に「大津菓子」と呼ばれるそれらの和菓子は、あるものは名物の団子や餅として、また逗留客の「虫やしない」の蒸羊羹や饅頭として、あるいは仏前を飾る落雁や上流階級の人々に供される上菓子として、大津の人の生活とともにあったのです。菓子の歴史を紐解きながら、大津との関わりを考え、その素晴らしさを紹介いたします。

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