練貫水

大練寺の境内には、かつて「練貫水」と呼ばれた名水が湧き出ていました。大津宮を開いた天智天皇の御衣を練った(生絹を煮てしなやかにした)ことからこの名がおこったといわれています。豊臣秀吉も大練寺を訪れ、この水で点てた茶を飲んだところ大変気に入り、その後も京都・聚楽第から家臣が毎日のように水を汲みに来たといわれています。また、この水は酒の醸造にも用いられ、室町時代初期の『庭訓往来』には「大津の練貫、練貫の大津酒」と紹介されています。

ゆかりの地
大練寺

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