新宮神社

石山寺の堂宇が点在する伽藍山の南麓にあたる場所で、「寺辺の森」と呼ばれる樹林のなかに鎮座します。主神は伊弉諾尊と伊弉冉尊です。
壬申の乱で敗れた大友皇子は、現在の石山寺周辺で自害したといわれています。後に、大友皇子とその一族を祀るため、石山寺境内には三十八所権現社が建立されました。新宮神社はその分霊を勧請したものと考えられています。毎年5月5日には、新宮神社の神輿が古宮である三十八所権現社に渡御する「石山祭り」が盛大に執り行われます。

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