崇福寺跡

崇福寺は、天智天皇の勅願により大津京鎮護を目的として建立された寺院です。大津京遷都の翌年(668)の建立と考えられ、近年では、大津京の所在地を解き明かす鍵としても注目されてきました。
京阪・滋賀里駅から西へ、古歌に登場する志賀越えの道を進み、百穴古墳群や志賀の大仏を過ぎた山中にその遺構が残ります。南に金堂や講堂、中央に小金堂や三重塔、北に弥勒堂などの礎石が残り、往時の壮大な伽藍配置が偲ばれます。塔の心礎からは舎利容器(国宝)が出土しています。

指定区分
国指定史跡
時代
天智7年(668)

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