石山寺御影堂

真言宗の開祖弘法大師と石山寺第三代座主淳祐内供の遺影を安置するお堂です。単層の檜皮葺で、内部は室町時代初期を降らない様式となっています。江戸時代の尊賢僧正による「石山要記」「石山寺年代記録」によれば、もとは三昧堂、もしくは法華堂とよばれ、法華三昧の道場でしたが、石山寺第三世座主淳祐内供の住房普賢院の転倒にあたり、弘法大師、良弁僧正、淳祐内供の御影を普賢院から移し、御影堂となったようです。
何度か大きな改造が繰り返され、特に享保頃には、大梁を抜いて、四天柱のうちの前の二本を抜く大規模な改造がされています。

指定区分
重要文化財
時代
14世紀後期、16世紀後期・18世紀前期改造
構造
間口三間 奥行三間 宝形造 檜皮葺 背面軒下張出付

一覧に戻る