宝篋印塔

重要文化財御影堂の前、毘沙門堂の向かって左に位置し、高さ約182cm、基礎から相輪まで完全にそろっており、造立年代は明らかでありませんが、様式からみて南北朝時代の作と思われます。基礎・塔身・笠などの比例は申し分なく、基礎の格狭間(こうざま)、塔身の梵字(ぼんじ)、笠の耳飾り(二つの弧からなる)なども南北朝ころの典型的な特色を示しています。現在、この塔のまわりには、四国八十八か所の砂が埋められており、お砂踏みができるようになっています。

指定区分
重要美術品

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