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朝瓜祭り

7月22、23日の両夜に行われる日御前神社の祭礼で、朝瓜を神前に供えるところに特徴があります。 日御前神社は、天武天皇の長子・大津皇子の第三の姫宮である瓜生姫が創建したものと伝わります。本殿には、瓜生...

膳所総祭り

本多氏六万石の城下町であった膳所地区に鎮座する石坐、和田、膳所、篠津、若宮八幡による五社合同の例祭です。各神社での例祭、五社の神輿の合同渡御、各神社神輿の氏子町内への渡御という順で進められます。 かつ...

浮御堂の草創

天和3年(1683)、堅田の住人・中村重吉が著した『堅田物語』には、浮御堂草創のいきさつが次のように描かれています。 一条天皇の治世(986-1011)のことです。比叡山横川の高僧・恵心僧都源信が山上...

天台・智証両大師講

11月24日は天台宗の開祖・天台智者大師智顗の忌日にあたり、天台大師が開基した中国浙江省の天台山国清寺に学んだ智証大師を加え、二人の大師の高徳をたたえる法会が営まれます。「講式」とよばれる、漢文訓読体...

新羅社法会

新羅明神をまつる新羅善神堂で行われる法会です。その淵源は古く、永承7年(1052)9月19日に三井寺長吏・明尊大僧正によって始められた盛大な祭礼であったと伝わります。現在は、一山僧侶総出仕のもと法華経...

盂蘭盆会

三井寺の盆法要(盂蘭盆会)は、新暦の8月15日に西国観音霊場第14番札所の観音堂で奉修されます。本尊・如意輪観音の御宝前に三界万霊の位牌を奉安し、祖霊や無縁仏などすべての霊が供養回向されます。...

彼岸会中日法要

春と秋の彼岸を迎えると、中日に当たる春分、秋分の日に西国第14番札所の三井寺観音堂では、ご先祖を供養する法要が行われます。秘仏の如意輪観音坐像をまつる観音堂は、後三条天皇がご病気になられたときに、平癒...

智証大師御逮夜法要

「逮夜」とは、葬儀や年忌などの前夜のことで、三井寺の祖・智証大師円珍の忌日である10月29日の前夜に奉修される法会です。智証大師の祖廟である唐院大師堂にて行われ、一年に一度御開扉される国宝・智証大師坐...

三井寺鐘供養

近江八景のひとつ「三井の晩鐘」で有名な梵鐘を供養する法要です。三井寺では江戸時代から旧暦7月15日は女性の参詣日とされていたことから、現在では新暦の8月に行われています。この鐘は音色の良いことから「音...

智証大師生誕会

三井寺の祖・智証大師円珍は、弘仁5年(814)3月25日に現在の香川県善通寺市で生まれました。四国八十八ヶ所第76番札所の金倉寺が生誕寺となっています。俗姓は和気氏、母親は佐伯氏で弘法大師空海の姪に当...

伝教大師会

弘仁13年(822)6月4日に入滅された日本天台宗の開祖・伝教大師最澄の忌日に営まれる法会です。三井寺では現在、唐院潅頂堂に大師の尊像をまつり、法華経による法華三昧法(法華懺法)の形式で行われています...

修禅大師会

三井寺の祖・智証大師円珍の師匠である修禅大師義真の忌日に行われる法要です。修禅大師は、伝教大師最澄とともに唐に渡り、天長元年(824)には初代の天台座主となり、伝教大師没後の天台宗の興隆に尽力しました...

千日会

西国観音霊場第14番札所の三井寺観音堂で行われる法要で、この日に観音様にお参りをすると千日お参りしたのと同じだけの功徳があるとされています。かつては願掛けをして社寺に千日間参拝する「千日参り」が行われ...

原爆犠牲者慰霊法要

原爆による犠牲者を慰霊し、世界平和を祈願する法要です。三井寺では昭和28年から毎年続けられています。 この日は多くの市民が西国十四番札所観音堂前に集い、広島に原爆が投下された午前8時15分に黙祷が捧げ...

智証大師御祥忌法要

三井寺の祖・智証大師の命日である10月29日に唐院で執り行われる大法会です。 秘仏の国宝・智証大師像が開扉された唐院大師堂で、僧侶による僧讃の唱和と伝供が修せられます。 また、唐院潅頂堂では三井古流煎...

教待会

三井寺を守護する教待和尚を讃仰する法会で、教待堂で執り行われます。 『古今著聞集』によると、教待和尚は、弥勒如来の化身として仏法を護持するために三井寺に住し、この聖地を守っていましたが、智証大師の入山...

本山採灯大護摩供

採灯大護摩供とは、人々の願いを託した護摩木を聖火に投じ、所願成就を祈願する修験特有の法会です。 西国十四番札所・観音堂に参集した山伏装束の僧侶や行者は、本山旗を先頭に練り歩いた後に神変行者堂に至ります...

三井寺千団子祭

智証大師の守護神、鬼子母神を祀る護法善神堂は、古来より子授け、出産、育児の守護神として信仰をあつめ、「千団子さん」の呼び名で親しまれています。 毎年五月に行われる「千団子祭」は、貞治2年(1363)以...

三井寺札焼

不用となった古札を焚き上げ、その魂を本宮に還帰さす毎年1月15日に行われる法要です。 三井寺の護法善神堂前にて、四方を結界された梵場にお守りや祈祷札、人形などが高く積み上げられます。導師により法要の趣...

仁王会

新年を迎えた8日、本堂の金堂では仁王会が行われます。 仁王会は、護国三部経のひとつである仁王経を読誦することにより天変地異などの災難を攘って、天下泰平、万民豊楽を祈願する法会として、わが国では斉明天皇...

尊星王星祭

尊星王星祭とは、北極星を指す尊星王を天尊とする密教修法で天変地異のないことや息災延命を祈って、星を供養する法会のことで毎年節分の時期に行われます。 尊星王法は、園城寺だけが伝える独特の法会の一つとして...

涅槃会

涅槃会とは、涅槃講とも称し、釈迦が入滅された旧暦2月15日に釈尊の遺徳を讃歎し、報恩感謝を捧げる法会です。 現在の涅槃会は、慶長15年(1610)から再興されたもので、毎年新暦の3月15日に奉修されて...

潅仏会

釈尊の誕生を祝う仏教行事で、日本では「花まつり」とも呼ばれ、毎年4月8日に行われます。 金堂で行われる現在の潅仏会は、元文5年(1740)に花御堂と誕生仏が制作され再興されたものです。 法要では、金堂...

三井古流青山茶会

三井寺を宗家とする三井古流煎茶道は、江戸時代の文化・文政のころ(1804~1830)、三井寺の壷井軒と称する長老が、天智・天武・持統の三天皇が御産湯に用いられたと伝える「三井の霊泉」から絶えることなく...

漏刻祭

天智天皇と縁の深い、近江神宮と石坐神社で執り行われる祭礼です。 『日本書紀』によると、天智10年(671)4月25日、天智天皇は日本で初めて漏刻(水時計)を用いて時をはかり、鐘や太鼓で大津京の人々に時...

びわ湖開き

昭和31年(1956)から続く、琵琶湖に春を告げるための行事です。湖上の安全を祈願するとともに、水の恵みに感謝を捧げ、琵琶湖の環境保全などを呼びかけます。 湖上パレードでは、旗艦ミシガンに乗船した市長...

奉扇会

義仲寺・翁堂に安置される木造松尾芭蕉像は、仏具の一つである「如意」を手に持ちます。これを「白扇」に取り替える行事が奉扇会です。江戸時代の明和6年(1769)、無名庵の再興者である僧・蝶夢が創始しました...

蹴鞠祭り

「蹴鞠の神」精大明神を祭神とする平野神社の祭礼です。 蹴鞠は中国で生まれ、飛鳥時代の仏教伝来とともに日本に入ってきたとされています。以後、平安時代になって盛んとなり、貴族中心の芸能として普及しました。...

除夜会

除夜会とは、年の瀬に仏前にて一年を振り返り反省しつつ新たな一年を迎える法要のことです。 三井寺では、大晦日の午後11時、全国より寄せられた献灯に照らし出された金堂で、僧侶たちによる読経の声が聞こえてき...

大津祭

湖国三大祭りの一つとして名高い、天孫神社の祭礼です。秋空の下、華麗な13基の曳山がコンチキチンのお囃子とともに各所で巧妙なからくりを演じ、市街地一帯を巡行します。 『牽山由来覚書』によると、大津祭の発...

船幸祭

「近江一の宮」である建部大社の祭礼です。瀬田川の夏を彩る大祭で、神輿が御座船に乗り川を巡幸するという、いかにも水の都・大津らしい特色をもちます。これは日本武尊が東征のとき、船団を従え海路を行ったという...

みたらし祭り

唐崎神社で執り行われる夏の祭礼です。「夏越の祓」とも呼ばれ、人々の穢れを祓い、暑い夏を健康で乗り越えられるようにと祈願がなされます。 この日、参拝者は名前を書いた人形(ひとがた)に息を吹きかけて、罪穢...

仏名会

過去・現在・未来あわせて三千仏の名を唱え、五体投地を行うことで、自らの罪障を懺悔し消滅するための法要です。本来は、新しく僧侶になった者「新発意」のための行ですが、石山寺では一般参加が可能です。 毎年1...

青鬼まつり

石山寺屈指の学僧・朗澄律師の遺徳をしのぶお祭りです。 「学問の寺」とも称される石山寺は、『石山寺一切経』や『石山寺校倉聖教』をはじめとする膨大な経典・聖教群を現在に伝えます。朗澄律師はこれらの経典類の...

千日会

一日の参拝が千日分の功徳を持つとされる日に営まれる法要です。 この日、石山寺では観音菩薩の宝前にて、座主の親修の下に一山の僧侶が出仕し、護国の英霊の冥福を祈るとともに万霊の供養を行い、万灯供養が厳修さ...

送り火法要

千日会およびお盆入りに迎えた先祖の魂を供養し、舟に乗ってお帰りいただくための法要です。 石山寺では、先の千日会(8月9日)で使用した塔婆を提灯からはずし、盂蘭盆会法要(同月13~16日)で奉拝した後、...

毘沙門会法要

毎年8月26日は毘沙門天の年に一度の縁日とされています。 石山寺では、毘沙門堂の本尊である兜跋毘沙門天の宝前にて法要が営まれ、地元の人々が参列します。 毘沙門天は武神として、七福神の一柱として、また観...

秋月祭・紫式部法要

平安時代からお月見の名所として知られる石山寺。かつて紫式部が参籠し、湖面に映える十五夜の月を眺めながら『源氏物語』の構想を練ったことでも知られます。 中秋の名月にあわせて開催される秋月祭は、歴史あるお...

初午稲荷商工祭

初午のお祭りは、稲の神・田の神として信仰をあつめる稲荷神社のお祭りです。 和銅4年(711)2月最初の午の日、京都の稲荷山に、伏見稲荷大社の祭神である宇迦之御魂神が降臨したといわれています。このことか...

弘法大師正御影供法要

真言宗の開祖・弘法大師の遺徳をしのび、報恩謝徳の念をささげる大切な法要です。本来は、大師入定の日にあたる3月21日に営まれますが、石山寺ではひと月遅れの4月21日に執り行われます。 石山寺の正御影供の...

石山祭り

石山祭りは5月5日に行われる三十八所権現社の大祭です。 石山寺の鎮守である三十八所権現社は、本堂東側の硅灰石の上に建ち、日本古来の神々以下三十八代目の天智天皇までを祀ります。 お祭り当日、石山寺の南隣...

お花祭り

釈尊の生誕を祝う祭礼で、「灌仏会」や「降誕会」とも呼ばれます。 本来は釈尊誕生の日にあたる4月8日に行われますが、石山寺ではひと月遅れの5月8日に営まれます。本堂にて、蓮華の花で飾った花御堂をもうけ、...

牛玉さん(門前市)

毎月18日は観音菩薩の縁日とされています。 石山寺門前の表境内では、「牛玉さん」の名でも親しまれる観音市が開催されます。名物のしじみ汁をはじめ、懐古品・骨董・衣料品・朝採り野菜・一夜干しなどの露店が3...

弘法大使の縁日法要

真言宗の開祖・弘法大師は、承和2年(835)3月21日に亡くなったと伝わります。毎月21日はその月命日にあたり、弘法大師入定の縁日とされています。 石山寺では、御影堂にて御影供が厳修されます。御影供は...

不動明王の縁日法要

不動明王は、教化しにくい衆生を憤怒の形相をもって仏法に導くという怒りの仏です。右手の宝剣で煩悩を断ち切り、左手の羂索は迷える者をからめとり、背後の火炎はあらゆる罪障を焼き尽くすといわれています。 毎月...

星祭大祈祷会

日本では古来、人々は星によって自らの運勢を占ったといいます。生まれ年ごとに定められた星と、毎年めぐり来る星との兼ね合いをみて、その一年の吉凶を判断しました。 石山寺では、暦の節目である節分に、本堂の不...

石山寺梅つくし

梅の咲きはじめにあわせて開催される、石山寺梅つくし。期間中、境内にある3つの梅園では400本、種類にして40種にのぼる梅が一面に咲き誇ります。また境内各所では30~40点の見頃を迎えた盆梅の展示も行わ...

正月の法要・行事

石山寺の除夜の鐘は、水が最も清らかとされる午前2時から撞き始めます。参拝者は先着で108名が鐘を撞くことができます。重層袴腰の鐘楼は、上層に梵鐘を吊るし、下層から撞木を手前に引いて撞くという珍しい構造...

観音菩薩の縁日法要

毎月18日は観音菩薩の縁日とされています。 石山寺では、本堂に安置される本尊・如意輪観世音菩薩(秘仏)の宝前にて法要が営まれ、地元の人々が参列し、安産・福徳・縁結び・厄除けなどのご利益を祈願します。 ...