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2016年10月

びわ湖大津歴史百科 第2回ワークショップの報告。

2016.10.20

 

【講演概要】

石山貝塚は今からおよそ7,500年前頃に形成され始めた可能性が高い、びわ湖のほとりに最初にできた縄文時代の貝塚です。この貝塚から出土した遺物には、セタシジミやタニシなどの貝殻や、ナマズやコイなどの魚骨、スッポンやハクチョウなど鳥獣類の骨が多数あり、びわ湖・瀬田川で得られた実に多様な幸を糧として、日々の生活を営んだ可能性が指摘できそうです。また石山貝塚では、炉が設けられたり、お墓が作られたりしていたことも判っています。石山貝塚というその「場所」を舞台に、当時の人々の生活の一端を垣間見ることができそうです。そこではどんな生活が営まれていたのでしょうか。

今回は、びわ湖畔に貝塚が形成され始めた頃の縄文時代の生活・文化を、石山貝塚の様子を中心に、周辺の事例も参照しながら様々な側面から考えてみたいと思います。

 

【講師プロフィール】

鈴木康二(すずき こうじ)

(公財)滋賀県文化財保護協会副主幹。佛教大学非常勤講師。修士(文化史学:同志社大学)。専門は先史学(考古)・博物館学(博物館教育論)。

『総覧縄文土器』2008年、『さわって楽しむ博物館』2012年(いずれも共著)ほか。

最近は、びわ湖の縄文貝塚を題材に、縄文時代の人々の生活・文化とその継承、そしてヒトとびわ湖との関係性を読み解くために、縄文時代の道具、特に縄文土器や石器を中心に研究しています。

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